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2025/09/24 15:55

日本全国、約三百諸侯と言われる大名の中で御三家は別格として、一国以上の所領を持っている大名を国持大名と呼ぶ。

 

室町幕府の国司、あるいは守護と同じ格付けでそれ以外の大名は城主大名と呼ばれる。

 

後に国持大名は18家に定められ 分類されている。

 

一国一円を持つ大名は加賀前田家、薩摩大隅の島津家、土佐の山内家などがある。

 

大身は6家あり。仙台伊達家、米沢の上杉家、秋田佐竹家など。

 

秋田は国そのものが大きいので一国一円に該当しないので大身扱いになる。

 

政宗の長男、秀宗は準国持大名の扱いを受けている。

 

そして御屋形様と呼ばれるのはすべての国持大名が呼ばれたわけではない。

 

その御屋形様の敬称を認められたのは御三家と秀康系の越前と松江の松平家。

 

そして室町幕府以来守護クラスの大名である島津家、伊達家、上杉家など数家しかない。

 

よくテレビなどで御屋形様と呼んでいる時があるが、実は制限されているのであった。

 

幕府は権威を守る為に名乗りに厳しい制限を設けた。

 

国持大名の中に名乗りと所領が同じ大名がいる。

 

名乗りと受領が同じなのは大変な名誉とされ、松平姓で陸奥守は伊達だけが名乗り、独占する名乗りであった。

 

他の大名は陸奥守を名乗る事はできないのある。

 

松平陸奥守政宗は幕府から国持大身大名で家臣から御屋形様の敬称を認められしかも大名の中でただ一人陸奥守を許された大名であった。

 

家臣は伊達政宗の家臣と言わず、我は松平陸奥守の家中であると誇らしげ名乗るのある。

 

うちの大将は国持大身大名で陸奥守なんだぞ~と言った所でしょうか。

 

ちなみに家格1位は尾張徳川家だそうだ。

 

津軽信枚、相馬義胤など城主大名なので、政宗より低い家格だという事になる。

 

 

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